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アイリスオーヤマ、「移動ロボット開発プラットフォーム」販売のスマイルロボティクスを買収
アイリスグループは、本日付けでスマイルロボティクス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:小倉 崇、以下「スマイルロボティクス」)の全株式を取得し※、同社がアイリスグループの傘下に入ります。なお、2023年8月1日から新社名は「株式会社シンクロボ」となる。
本件株式取得の背景と今後の展開
アイリスオーヤマは、2020年11月よりロボティクス事業に参入し、ソフトバンクロボティクス株式会社が提供するサービス・ロボットに当社が独自に開発したオプション機能を付加した「アイリスエディションシリーズ」を販売。メーカーベンダー(製造業と卸業の融合形態)による広範囲の販路を通じて、現在は4,000社を超える企業が導入し、事業参入から3年という短期間で法人向けサービス・ロボットの主要事業者に成長している。
スマイルロボティクスは、「ロボット技術で全世界に笑顔を」をミッションに東京大学情報システム工学研究室出身のロボットエンジニアが2019年に創業したロボット開発のスタートアップ企業である。設立以来「アーム付き配膳・下膳ロボット」や「分離合体式 棚搬送ロボット」などのサービス・ロボットの開発を行ってきました。また、直近では「Rust言語によるロボットアプリケーションフレームワーク“OpenRR”」をリリースし、それを用いた「移動ロボット開発プラットフォーム」などの販売も行っている。
今回、アイリスグループが全株式を取得することで、スマイルロボティクスが得意とする「ロボット開発力」とアイリスオーヤマが強みとする「企画・量産・販売力」において、相互補完のシナジー効果が生まれ、ロボット事業を企画・開発から製造・保守まで一気通貫で実現できる。これにより、既に事業展開している清掃・配送ロボットに加え、「物流2024年問題」という喫緊の課題を解決する仕分けロボットや搬送ロボット、介護用ロボットなど、多様な分野でロボット事業を拡大できる体制が整う。
更に今後は、単一機能のロボット開発・製造・販売に加え、複数のロボットを制御する独自のシステムを開発することで、導入企業が総合的な付加価値を享受できる事業の展開を目指す。
アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役社長 大山 晃弘コメント
当社は「ジャパンソリューション」をコンセプトに、さまざまな社会課題を解決するためのソリューション提供を行っています。なかでも、ロボティクス事業は、日本国内の深刻化する労働者不足の課題に対するソリューションとして特に力を入れている事業です。現在は、サービス提供企業数が4,000社を超える程に成長してまいりました。
この度、更なる新規サービス・ロボット開発の一環として、スマイルロボティクス様とパートナーシップを組み、アイリグループに迎え入れます。スマイルロボティクス様の先進的な技術とアイリスグループのソリューション提案力を組み合わせることで、これまでにないサービスを提供し、日本国内の「人手不足の解決」と「ロボットとの共存により、人間がより高い付加価値を生み出せる社会の実現」を目指してまいります。
スマイルロボティクス株式会社 代表取締役社長 小倉 崇コメント
「メーカーベンダー」という強みを持つアイリスオーヤマと一丸となることで、我々が開発したロボットを社会実装出来る体制が整うことに、とてもワクワクしております。
これまで、他のサービス・ロボット開発者同様「なかなか社会実装が進められない」などの課題に直面し、苦労してきました。それが今回、アイリスグループとパートナーシップを組むことで、確実にそして強力に、我々が開発するロボットを社会に届けられる体制が構築できました。これによって、私が当社の創業に掲げた「ロボット技術で全世界に笑顔を」の世界観の実現が、よりリアルに見えてきました。 引き続き、世界最高のロボットを開発し、全世界に笑顔を届けられるように邁進していくつもりです。
この新体制の下で「世界一社会実装され、世界一笑顔を届けられるロボット」を一緒に開発したいというロボットエンジニアを随時募集しております。
スマイルロボティクス株式会社の概要
- ※:株式取得総額は非公開です。
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