植物性卵(プラントベースエッグ)開発のUMAMI UNITED、プレシリーズAで2.4億円の資金調達を実施

今回の調達資金と投資家の知見を活用し、代替卵白の研究開発と米国・欧州市場の事業開発を加速させていく。

​UMAMI UNITEDの現在地と今後の展開

昨年末の鳥インフルエンザの大流行を皮切りに、卵の価格は1kgあたり100円台から、300円台を突破。
従来の「卵アレルギー」や「ヴィーガン」といった観点に加え、「価格高騰」「供給不安定」等の懸念を受け、「代替卵」「植物性卵」に注目が集まっている。
日本人1人あたりの卵の年間消費量は約337個と、世界第2位の卵消費大国（国民一人あたり平均）と言われているが、スーパーの商品棚に並ぶ卵（BtoC）はその半分に過ぎず、残りの半分は外食チェーンや食品メーカー（BtoB）向けに流通している。現在、日本国内において代替卵製品は複数社から販売されているが、その大半が「BtoC」を対象に「加工品」として販売されているのに対して、UMAMI UNITEDでは「BtoB」を対象に加工度が低い「原料素材」として販売をしている。

鳥インフルエンザの蔓延を皮切りに、食品メーカーからの開発案件が急増。2023年秋冬シーズンより、UMAMI UNITEDの原料を使用した製品がスーパー、コンビニ経由で発売される予定である。

製菓・製パン業界からの問い合わせが多く【卵の機能面代替への期待】と、さらに細分化した【卵白の代替ニーズ】の高まりを受け、今後UMAMI UNITEDでは代替卵白の研究開発に注力をしていく。また、研究開発と併せて、成長市場である米国・欧州での事業開発を加速させる。

代表取締役 山﨑 寛斗からのコメント

創業以来、多くの方に支えて頂きながら歩んで参りましたが、新たに強力なパートナーをお迎えすることができ、大変光栄に感じております。当社では「ONE TABLEで未来を創る」というミッションを掲げておりますが、垣根を超えて様々なバックグラウンドを持った人たちが同じテーブルで食べられる世界を実現し、その一食を通じてより良い未来を創っていくことが存在意義です。現在、このコメントを海外（ロサンゼルス）から書いていますが、米国・欧州では刻一刻と市場が変化（成長）しております。今回の資金調達を経て、研究開発と事業開発の両側面の体制強化を図って参ります。事業提携や求人関連等、当社との連携にご興味を持って頂けましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

UMAMI UNITEDについて

「ONE TABLEで未来を創る」をミッションに、植物性卵「UMAMI EGG」の開発・販売を行う。卵単体の味わいやテクスチャーの表現だけではなく、卵がもつ機能に着目し、惣菜類はもちろん製菓分野にも使える幅広い汎用性を持った商品である。主原料には日本ならではの食材である「こんにゃく粉」や「にがり」を使用し、こんにゃくの弾力性や豆腐の割れる食感で卵らしさを表現している。またフードロスのきくらげから発酵技術を応用した麹菌等の酵素を使用してUMAMIを抽出し、卵のコクを表現している。

次世代のためにUMAMI UNITEDが目指すこと。

それは美味しいプラントベース食を開発し、日々の食生活の中にスッと溶け込むこと。美味しいからプラントベースを選ぶ。美味しいからONE TABLEで一緒に食べられる。美味しいから続けられる。持続可能な未来のため、私たちは日本古来の食の知恵や技術、旨味に着目し、美味しいプラントベースフードを日本、そして世界へ届ける。

会社名： UMAMI UNITED PTE.LTD.　/ UMAMI UNITED JAPAN 株式会社
所在地：1 RAFFLES PLACE, #20-01, ONE RAFFLES PLACE, SINGAPORE 048616
日本法人所在地：東京都台東区寿2-10-11 仙石ビル3F
設立：2021年12月
事業内容：植物性卵の開発・販売 等
CEO： 山﨑 寛斗
コーポレートサイト：http://jp.umamiunited.com/
info@umamiunited.com / 03-6823-4040