アドバイザー紹介

企業情報部 部長 土井 達貴 Tatsuki Doi

情熱と誠実さを軸に、オーナー様の想いをつなぎ、企業と人の未来をより良い形で結びつけること。それが私のM&Aに対する想いであり、揺るぎない信念です。資本承継の方法は様々ですが、M&Aはその選択肢の一つに過ぎません。重要なのは、オーナー様の理念や従業員が培ってきた文化、顧客との信頼といった“生きた資産”を本当に引き継いでくれる相手が存在するかどうかです。私はM&Aを通じて、経営者の想いが尊重され、従業員の未来が守られ、事業が次のステージへ進むことを支援したいと考えています。だからこそ、具体的な条件提示を確認し、どの企業が貴社に関心を持ち、将来にわたって人生を共にできる相手なのかを丁寧に見極めることが大切です。条件を見ることで他の資本承継の選択肢が最良となる場合もあります。本当に良い決断をしていただくため、可能性がある限り条件提示までは検討を進め、その後の意思決定は慎重に行うべきだと考えています。人生に一度あるかないかの重大な決断だからこそ、オーナー様と同じ目線で寄り添い、全てのステークホルダーにとって最良の選択となるよう日々尽力しています。

譲渡後にオーナー様とお会いすると、「会社が以前より力強く前へ進んでいる」と静かに噛みしめるようにお話しくださることがあります。単独では難しかった挑戦が、新たなパートナーとの協働で実現し、社員の表情が明るくなり、会社全体が前向きに動き出す。その姿に触れるたび、M&Aは“手放す行為”ではなく、“未来をひらく大きな決断”であると深く実感します。中には「譲渡後は離れるつもりだった」とおっしゃっていた方が、良いご縁と出会ったことで「もう少し力を尽くしたい」と再び現場に立たれ、人生そのものが前へ動き出すケースもあります。企業だけでなく、オーナー様ご自身の未来が開けていく光景に立ち会えたことは、私の中でも特に忘れがたい経験です。だからこそ私は、「オーナー様以上に、オーナー様の未来を考え抜く」という姿勢を常に自らに課しています。安易な近道ではなく、将来振り返ったときに「本当に良い選択だった」と心から感じていただけるよう、後悔のない選択肢を提示し、譲渡後も人生のお付き合いを続けていくこと。それが私の揺るぎない信念です。