オリックス<8591>、ITインフラ企業アイネット<9600>への公開買付けを完了 完全子会社化と上場廃止へ
オリックス<8591>、ITインフラ企業アイネット<9600>への公開買付けを完了 完全子会社化と上場廃止へ

オリックス株式会社(本社:東京都港区、取締役 兼 代表執行役社長・グループCOO:髙橋 英丈〈8591〉)は、子会社のOFI・01株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:三宅 誠一)を通じ、ITインフラ事業を展開する株式会社アイネット(本社:神奈川県横浜市、代表取締役兼社長執行役員:佐伯 友道〈9600〉)に対して実施していた公開買付けを、2025年11月17日に完了しました。
今回の公開買付けでは、当初下限として設定された10,171,800株に対し、応募株数は12,907,969株と大幅に上回る結果となりました。これにより、OFI・01は応募株式すべてを買付け、議決権所有割合は84.60%に達しました。株式1株あたりの買付価格は2,530円で、決済開始日は2025年11月25日を予定しています。
公開買付け完了後、オリックスグループはアイネットを完全子会社化すべく、株式併合などのスクイーズアウト手続きを進めます。これにより、同社は2026年3月上旬を目途に東京証券取引所プライム市場からの上場廃止となる予定です。
オリックスは、今後の成長領域としてIT・情報サービス分野を強化しており、データセンター、クラウド、DX関連事業を手がけるアイネットのノウハウと、同社グループの取引ネットワークや事業基盤を融合させることで、企業価値のさらなる向上を狙います。
今回のM&Aは、オリックスによる非公開化施策の一環であり、対象企業の成長投資強化と柔軟な意思決定環境の構築を目的としています。



