日立・三菱重工・三菱電機が水力発電システム事業を統合

　　日立製作所 <6501> 、三菱電機 <6503> 、三菱重工業 <7011> の３社は、５日、水力発電システム事業の強化・拡大を目的に、当該事業の統合に向けて、具体的な検討を開始することで基本合意した。今後、３社で合弁会社を設立し、水力発電システムの販売・サービス、エンジニアリング事業、主要機器の開発・設計を統合して一貫体制を構築し、積極展開を図る。（合弁事業の営業開始は、来年１０月１日、出資比率は日立５０％、三菱系２社で５０％を予定）

　　水力発電は、低炭素社会構築に貢献するクリーンな再生可能エネルギーとして、今後も着実な需要が見込まれており、成長著しい中華人民共和国、中南米、インド共和国などで旺盛な需要が見込まれる一方、欧州メーカーや中国メーカーとの厳しい競争環境が続いている。