幻冬舎 <7843> は、２９日開催の当社取締役会において、マネジメント・バイアウト（ＭＢＯ）の一環として行われるＴＫホールディングス（東京都千代田区）による普通株式及び新株引受権に対する公開買付けに賛同し、かつ、株主に対して、本公開買付けに応募することを推奨することを決議した。ＴＫホールディングスは、当社代表の見城氏が代表を務め全株式を保有している。幻冬舎はＴＯＢ実施後、一連の手続きを経て上場廃止となる。（買付期間は１１月１日から１２月１４日までの３０営業日、買付価格は普通株式１株２２万円、新株予約権１個１円、買付代金６，０３８，７８０千円）

　　出版業界においては、少子高齢化の影響や個人消費の低迷に加え、テレビ、携帯電話、インターネットといったメディアの多様化や、広告収入の減少による雑誌不況等により市場が縮小傾向にある。さらに、電子書籍の普及や出版流通制度の変化等により、ビジネスモデル含め中長期的かつ抜本的な変革が必要となることが予測されている。