日産自動車 <7201> と三菱自動車工業 <7211> は、６月１日付で設立した日本市場向けの軽自動車事業に関わる合弁会社ＮＭＫＶ（資本金１，０００万円、折半出資）の事業概要を発表した。昨年１２月に合意した事業協力関係の拡大に関するプロジェクトの一環で、両社の強みを融合し、軽自動車事業の競争力強化を図る。

　　国内の軽自動車市場は、ダウンサイジングやエコカー需要の高まりの中で成長を続けており、将来的にも新車販売台数の３分の１以上を安定的に占めると想定されている。日産自動車は商品企画やデザイン面で、より日産ＤＮＡを反映した商品開発が可能となり、三菱自動車も、日産の購買力活用などによる規模のメリットを活用した、競争力の高い商品をラインナップに加えることが可能となる。