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2011-09-02
  インテリア・雑貨専門店「Francfranc」展開のバルス <2738> は、マネジメント・バイアウト(MBO)による非公開化を目指す。髙島社長が代表を務めるTMコーポレーション(公開買付者)が公開買付(TOB)を実施する。取締役会はTOBへの賛同意見と株主への応募推奨を決議した。

  公開買付者は、髙島氏や三菱商事 <8058> ら41.9%分の株主とTOBへの応募確約書を締結している。買付期間は9月5日から10月19日まで、買付価格は1株10万円、買付代金は約158億円となる。バルスの株式は、TOB成立後、一連の手続きを経て上場廃止となる。

  公開買付者は、TOB成立を条件に、三井住友銀行 <8316> とみずほ銀行 <8411> から125億円の借入を行う。TOB成立後から決済の開始日の前日までに、公開買付者の完全親会社を割当先として45億円を限度に第三者割当増資を行う。増資資金の実質的な出し手は、三菱商事と髙島氏となる。

  中長期的な国内における成長余力も人口動態などを踏まえると、経営環境は厳しさが増すことが予測される一方で、アジアの新興諸国は、継続的な人口増加や中間層の急激な増加による所得向上が見込まれている。非公開化により、先行き不透明な経営環境を乗り越える競争力の強化と中長期的な視点からの抜本的かつ機動的な経営戦略を実践し、積極的かつ急速にグローバル化を推進する。

  三菱商事は、バルスの6%強の株式を保有する大株主で、昨年10月に中国をはじめアジア諸国での事業展開を目的とする合弁会社を設立しており、TOB成立後のグローバル展開の推進において協業する。


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