ＪＦＥホールディングス <5411> 傘下のＪＦＥコンテイナー <5907> 、日本製缶 <5905> と伊藤忠 <8001> 丸紅 <8002> 鉄鋼（東京都中央区）は、西日本地区における１８リットル缶事業の強化を目的として、ＪＦＥ製缶（伊丹市）と太陽製缶（大阪市）の経営統合に関する基本合意書を締結した。

　　来年４月１日付で共同持株会社ＪＮＭホールディングス（大阪市中央区）を設立し、その後２年以内に両社の合併を目指す。出資比率は、日本製缶とＪＦＥコンテナーが各３８％、伊藤忠丸紅鉄鋼が２４％出資する。

　　国内の１８リットル缶業界は、顧客の生産拠点の海外移転や代替容器への変更等により継続的に需要が減少する中で、３０社超の同業者が熾烈な受注競争を続けており、近年の原料高も経営の圧迫要因となっていた。両社の経営資源を集中・再編することで経営基盤を磐石とし競争力の向上を図る。