ステンレス鋼大手の日新製鋼 <5407> と日本金属工業 <5479> は、１０月１日を効力発生日として、共同株式移転の方法により持株会社を設立することで合意し、統合基本契約を締結した。（持株移転比率は、日新：日金工＝１：０．５６）同日付で統合新会社である日新製鋼ホールディングスの株式を新規上場する。

　　日新取締役会長の鈴木氏が取締役会長、日新社長の三喜氏が代表取締役社長、日金工社長の義村氏が代表取締役副社長に就任し、統合新会社設立時の取締役総数は１０名として、日新が８名、日金工が２名を指名する。

　　生産体制の再編による生産性の向上と、販売部門の集約を通じた国内外の販売機能の強化を柱として、グループ事業の再編を進め、２０１６年度を目処に経常利益ベースで年間１３０億円規模の統合効果を目指す。近年のステンレス業界を取り巻く劇的な環境変化に対応し、国内外での競争力の強化を図る。