ＪＦＥホールディングス <5411> 傘下のＪＦＥコンテイナー <5907> 子会社のＪＦＥ製缶と日本製缶 <5905> 子会社の太陽製缶は共同株式移転により、４月２３日に共同持株会社ＪＮＭホールディングス（大阪市中央区）を設立する。西日本地区における１８リットル缶事業の強化を図る。

　　株式移転比率はＪＦＥ製缶：太陽製缶＝１：１、持株割合は日本製缶とＪＦＥコンテナーが各３８％、伊藤忠 <8001> 丸紅 <8002> 鉄鋼が２４％となる。日本製缶専務の馬場氏が代表取締役会長に、ＪＦＥコンテイナー常務の田辺氏が代表取締役社長に就任する。

　　国内の１８リットル缶業界は、顧客の生産拠点の海外移転や代替容器への変更等により継続的に需要が減少する中で、３０社超の同業者が熾烈な受注競争を続けており、近年の原料高も経営の圧迫要因となっていた。両社の経営資源を集中・再編することで経営基盤を磐石とし競争力の向上を図る。