北海道地盤で食品スーパー展開のアークス <9948> と岩手県を中心に３６店舗を展開する同業のジョイス <8080> は、両社が経営統合することに合意し、経営統合契約書を締結し、９月１日を効力発生日として、アークスを株式交換完全親会社、ジョイスを株式交換完全子会社とする株式交換を実施することに合意し、株式交換契約書を締結した。

　　株式交換比率は、アークス：ジョイス＝１：０．２９３で、アークスの普通株式３２５万株超を割り当てる。本株式交換は、５月２９日開催予定のジョイスの定時株主総会での承認を得た上で実施される。ジョイスの普通株式は、大阪証券取引所 <8697> ＪＡＳＤＡＱ市場より、８月２９日に上場廃止となる。

　　北東北においては、人口の減少、少子高齢化、店舗間競争激化が予想される中で、ジョイスは、アークスの掲げる「八ヶ岳連峰経営」に共鳴し、アークスグループのスケールメリットを活かした経営の効率化と投資費用の節減等を見込む。アークスは、１１年１０月２１日に北東北エリア地盤のユニバースとの経営統合により、本州上陸を果たし、広く東日本を視野に入れた流通企業グループの形成を目指している。