ＪＶＣ・ケンウッド <6632> は、新興市場を中心にカーエレクトロニクス事業の強化、成長を図るため、香港のＳｈｉｎｗａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓ（シンワ社）の株式４５％を、中国系投資ファンドのＣＩＴＩＣ　Ｃａｐｉｔａｌが運営するファンドより譲り受け、４月２０日付で同社を持分法適用会社化した。（取得価額約３７億円）

　　シンワ社に役員７名のうち、３名を派遣し、関係強化を図るとともに、内藤社長と同社との株主間契約に基づき、３年以内に内藤社長から株式３１％を追加取得し、異動後の所有割合は７６％となり、同社を子会社化する。

　　シンワ社は、車載ＡＶ機器用ＣＤ／ＤＶＤメカニズム製造・販売などデバイス事業の最大手で、新興市場、特に今後も大きな成長が期待できる中国市場において、現地自動車関連企業との豊富な取引実績を保有している。また、同社の保有する欧州自動車メーカーへの販路を活用し、シナジー効果の創出によるデバイス事業の更なる強化を図る。