ＪＸホールディングス <5020> 傘下のＪＸ日鉱日石エネルギーは、韓国ＳＫグループのＳＫグローバルケミカルと、大韓民国ウルサン広域市に合弁会社ウルサン・アロマティックスを６月８日付で設立した。ＳＫグループとの業務提携を始めとした海外事業の拡大を推進する。

　　今後、ＳＫグループのウルサンコンプレックス内に世界最大級となる年間１００万トンの生産能力を有するパラキシレン製造設備の建設を１４年５月に完了し、試運転を経て、同年８月には商業運転を開始する。新設備建設に係る総投資額は、約１兆ウォン（約８００億円）となる。

　　新設備は、スケールメリットによる圧倒的なコスト競争力の実現が期待され、ＪＸは、日本国内の製油所よりパラキシレン原料を供給するとともに、アジアにおけるパラキシレン外販のトップメーカーとしてのプレゼンスを高める。