日本電産 <6594> は、中国での車載モータ事業の強化を目的に、江蘇凱宇汽車電器（中国）の第三者割当増資引受を通じて、同社持分の５１％を取得する。許認可の取得と合わせて２回に分割し、年内のクロージングを目指す。

　　凱宇汽車電器は、中国系自動車メーカーを顧客とし、ブラシ付ＥＰＳモータメーカーとして今後成長、拡大が期待される中国市場において高いプレゼンスを有している。同社の子会社化により、自社が現在保有していないブラシ付ＥＰＳ用モータ技術の獲得と、参入障壁が高い中国系自動車メーカーに対する商権の獲得を見込む。将来的には、中国以外の新興国、外資系自動車メーカーへの拡販を目指す。