凸版印刷 <7911> 子会社でビジネスフォーム印刷とデータ・プリント・サービス国内首位のトッパン・フォームズ <7862> は、三井物産 <8031> からジェイエスキューブ（東京都港区、ＪＳＣ）の全株式を取得し、４月１日付で子会社化する。

　　ＪＳＣは、紙文書の電子化など、スキャニング・エントリーといった入力分野で業界屈指の技術とノウハウを保有し、業界最大となる約２００名の文書情報管理士を中心とした「ドキュメントアウトソーシング事業」、顧客にとっての最適な事務効率を提供する「機器ソリューション事業」、顧客内のコールセンターや入力センター等への「スタッフサービス事業」を行っている。１２年３月期の売上高１４８億円。

　　情報の出力分野で強みを持つ凸版フォームズと、入力分野で強みを持つＪＳＣが融合することで、日本最大級の入出力業務受託能力を有することになり、今後発生する金融機関や官公庁・自治体などの業界特化型大規模ＢＰＯ、重要な情報資源を社外に持ち出すことなく得意先内で作業を行うＢＰＯオンサイトなどを取込み、５年後に３５０億円の拡販を目指す。