KKR、日立工機へTOB

米国投資会社Kohlberg Kravis Roberts（KKR）は、同社が運営するファンドが全株式を保有するHKホールディングスを通じて日立工機<6581>の株式および新株予約権をTOBにより取得すると発表した。買い付け予定期間は2017年1月30日から3月22日まで。普通株式1株につき870円（1,450円から1株あたりの特別配当額を控除した額）、2014年7月28日にの取締役会決議により発行された新株予約権1個につき144,900円。買付け予定価格は約882億円。日立工機はいわゆる2段階買収を経て上場廃止となる見通し。

KKRは、今回の株式取得を通じて、IoT（Internet of Things）の流れの中で製品のコードレス化やインターネット接続が普及し始め、競争が激しくなる電動工具業界において、製造開発、販売・サービスの体制を変革し、日立工機の成長を加速させる