Ｊ.フロントリテイリング株式会社は、連結子会社である「株式会社大丸松坂屋百貨店」と「株式会社下関大丸」を、地方百貨店構造改革の一環として、下関大丸を大丸松坂屋百貨店に吸収合併することを発表した。

同グループの地方百貨店は、人口減少や高齢化などが進行するなど、目まぐるしく変化する現実に直面していた。今後も地域に貢献し成長を継続するには、各エリアのニーズを踏まえた抜本的な改革が必要だと考え、大丸松坂屋百貨店に地方郊外店改革推進部を設置し、地方郊外店の改革に向け、地方百貨店単独では解決困難な課題も含めて、グループ百貨店事業をあげて取組みを進めてきた。
今回、下関大丸を大丸松坂屋百貨店に吸収合併し、直営化をはかることによって、取引先との交渉力の強化や、スケールメリットを生かしたバイイング力の向上を見込むほか、本社組織に集約することでより効率的な店舗運営をおこなうとしている。