株式会社アイロムグループの子会社である株式会社アイクロスは、株式会社イベリカASIAの完全子会社である株式会社IBERICAの全株式を取得し、子会社化することを発表した。

アイロムグループは、臨床研究中核病院が主導する医師主導治験や臨床研究および企業主導治験のモニタリング業務の支援を行なっており、日本・オーストラリア両国にて保有する臨床試験実施施設において、欧米や日本を含むアジア・オセアニア地域の製薬企業等の早期段階の医薬品開発を支援している。
一方、イベリカ ASIA は、2011年に設立されたCRO事業会社であり、IBERICA は、イベリカASIAより新設分割にて全事業を承継した会社となる。
IBERICAは一般的な開発支援業務に加え、大学などのアカデミアとの連携により、高度な専門性を必要とする領域での支援実績を承継。大学の組織から独立したサービス機能を持つ臨床試験を実施する体制や検査・分析等の研究機関を設置し、シーズの探索から治療方法などの開発を支援している。

今回、IBERICA をグループ会社とすることにより、同社が強みとするモニタリング及び統計解析分野を強化することができ、アイロムグループの CRO事業の拡大を図るとともに、SMO事業および先端医療事業と連携し、より専門性の高い開発支援体制を構築することが可能になると考え、株式を取得することとなった。