日本政策投資銀行と三菱UFJ銀行、ANAホールディングス(9202)発のスタートアップで移動ロボット開発のavatarinに出資

2023-04-06
日本政策投資銀行と三菱 UFJ 銀行が ANA ホールディングス発のスタートアップ avatarin に出資 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:地下 誠二、以下「DBJ」)及び、株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員:半沢 淳一、以下「三菱UFJ銀行」)は、ANAホールディングス株式会社(代表 取締役社長:芝田 浩二、以下「ANAHD」)発のスタートアップであるavatarin株式会社(代表取締役 CEO:深堀 昂、以下「avatarin」)が掲げる、アバター技術を活用した社会課題解決のビジョンに賛同し、 avatarinによる総額20億円の第三者割当増資(シリーズAラウンド1 )を引き受けた。

avatarinは、自身の意識や存在感を距離や時間等の物理的制約を超えて遠隔地に伝送する独自のアバター技術を活用し、人があらゆる場所で活躍できる社会を実現することで、さまざまな社会課題の解決に貢献することをビジョンに掲げている。

 DBJは、本出資に関し、本事業の推進及びサービス普及により、人の意識・技能・存在感をロボットに伝送する、 我が国発の次世代移動インフラの開発・普及に寄与するものであるとして、「特定投資業務」2 の一環である「DBJ スタートアップ・イノベーションファンド」3 を活用し投資を実行した。 また、三菱UFJ銀行は、avatarinのアバター技術が、少子高齢化による労働力不足や、人々の行動様式の 変化に伴うデジタルシフトなどの社会課題解決に寄与するものと考えており、お客さまと事業リスクを共にし、環境・ 社会課題の解決に向けた取り組みを推進する「事業共創投資」の枠組みの中で出資を行っている。avatarin㈱は本件増資により、ANAHDからの出資額と合わせ累計40億円の資金調達を完了した。

今回の追加資金調達を通じ、アバターロボット「newme(ニューミー)」の海外を含む展開の加速と、アバター技術の核となるアバターコア©の開発・研究及び活用の強化を図っていく。 avatarin、DBJ、三菱UFJ銀行、ANAHDは、アバター技術に関するコア技術の開発・研究や、一層の普及 を目指した事業開発などを、4社で協働し推進していく





avatarinについて
avatarin(アバターイン)株式会社は「移動の民主化~すべての人が持続的にいつでもどこでも自由に移動で きるように~」を目指したANAHD発のスタートアップである。これまでの移動の概念を見直し、肉体の移動ではなく、 あらゆるロボットやモビリティに人の意識、技能、存在感を伝送する新たな移動サービスの普及に取り組んでいる。 また、独自開発の通信プロトコルや遠隔AIモジュールなどを通じて、遠隔操作の高速化や遠隔操作からのAI化に 挑戦している。 https://about.avatarin.com/

avatarin㈱の目指す未来、今後の展開
アバター技術を活用した社会課題解決のビジョンを実現するための鍵となる技術として、アバターコア©を独自開発している。ハードウェアに加え、ソフトウェア、クラウド及びAIを組み合わせることで、超低遅延で大容量の映像や音声、制御データなどをインターネット経由で高速伝送することを可能にするシステムモジュールとして、ロボットや モビリティに搭載し、遠隔制御やAI学習での活用を目指している。 アバターコア©の研究・開発において、現在は2つのプロダクト「newme(ニューミー)」及び「アバターコアハード ウェアとソフトウェア」を軸に開発をしている。

newmeは遠隔で自由に動きまわりながらコミュニケーションをとることができる遠隔AIロボットであり、2021年より 水族館や美術館などで運用を始めている。今後は、国内空港をはじめ、海外空港やホテル、病院、役所、駅、 コンビニなどサービス案内業務、誘導などが必要な現場を中心として順次展開をしていく予定だ。

アバターコアハードウェアとソフトウェアについては、今後登場するさまざまなロボットや自動運転、ドローンなどのモビリティ等に搭載していく。遠隔からの超低遅延リアルタイム制御を実現するとともに、その遠隔操作から得られた 情報を基にAI学習をさせて、人の能力を拡張することを目指す。 世界ではロボティクスやAIによる人の作業代替を加速する技術が着目されているが、avatarinは、人の享 受する体験価値の向上に繋がる身体能力拡張のためのロボティクスやAI技術を追求している。
 人が必要とする場所へ、年齢を問わず、気軽に移動することを実現するほか、これまでその人ができなかったことをアバターで能力 拡張し、できるようにしていく世界の創造を目指す。あらゆる人がアバターという持続可能で気軽で誰でも使える乗り物で未知なる場所に瞬間移動することができたり、新たな人と出会うことができたり、毎日がワクワクするようなライフスタイルを日本から世界に提案していきたいと考えている。


1 スタートアップ企業が事業を拡大するために行う段階の資金調達
2 民間による成長資金の供給促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用し て、成長資金を時限的・集中的に供給する DBJ の法定業務
3 「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠



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