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レーザー核融合の商用化を目指す米Blue Laser Fusion、未来創生3号ファンド等から資金調達を実施
核融合技術は、究極のエネルギー源として50年以上にわたり学術研究が続いており、新たなクリーンエネルギーとしての期待だけでなく、AI活用で爆発的に増加するデータセンターエネルギー源として期待が急速に高まっている。
世界中で様々な核融合技術の研究・開発が進められる中、レーザー核融合は、2022年に米国ローレンス・リバモア国立研究所が入力レーザーエネルギーを上回るエネルギーの出力を人類として初めて達成したとの報道があった。また、フランスでは2兆円以上の予算により国際熱核融合実験炉ITER(International Thermonuclear Experimental Reactor)の建設が進められている。これらの国家的取り組みに加え、スタートアップの活動も活発化しており、すでに30以上のスタートアップが累積50億米ドル以上の投資を集めている。
Blue Laser Fusion Inc.(以下、「BLF」という。)は、独自のレーザー、核融合炉の発明をもとに、レーザー核融合の商用化を目指すスタートアップとして、カリフォリニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二氏をCEO、早稲田大学ベンチャーズ(WUV)共同代表の太田裕朗をCTOとして、2022年11月に米国で創業登記された(*)。BLFは、独自のハイパワーレーザー発生方式、中性子を発生しないHB11燃料の組み合わせに基づくレーザー核融合方式を採用する方針を掲げている。
このたび、BLF社は、2023年7月に、SPARX(未来創生3号ファンド)、JAFCO(ジャフコV7投資事業有限責任組合、ジャフコSV7-S投資事業有限責任組合)をリードインベスターとする総額25,000,000米ドルの初回資金調達を実施しました。
(*)WUVは創業株主としてBLFの株式を取得している。
会社概要
Blue Laser Fusion Inc. (本社:米国カリフォルニア州パロアルト)
創業日:2022年5月より創業準備、独自のレーザー、核融合炉の発明を経て、2022年11月4日に創業登記。
WUV概要
早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)は、早稲田大学の建学の精神「早稲田大学教旨」の1つである「学問の活用」を図るスタートアップ企業を創設し育成することで、学問の知見や研究成果を社会に実装し、人類社会の進化と幸福、ならびに持続可能性に貢献する事業と産業を創出することを本旨として設立されたディープテップ分野の創業投資に特化したベンチャーキャピタルである。
設立:2022年4月5日
所在地:東京都新宿区
共同代表:山本哲也、太田裕朗
E-mail: info@waseda.vc
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