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セブン&アイHD(3382)、そごう・西武のフォートレス関連会社への売却に関し発表 株式譲渡の実施は9月1日

2023-08-31
株式会社セブン&アイ・ホールディングス(以下、「セブン&アイHD」という。)は、セブン&アイHDと Fortress Investment Group LLC(以下、その関連事業体と総称して「フォートレス」という。)の関連事業体たる特別目的会社である杉合同会社(以下、「譲受会社」という。)間で、セブン&アイHDが保有する株式会社そごう・西 武(以下、「そごう・西武」という。)の発行済株式の全部を譲受会社へ譲渡(以下、「本件譲渡」という。)する契約(以下、 「本件譲渡契約」という。)に係る覚書(以下、「本件覚書」という。)を締結すること、及び本件譲渡の実施時期を 2023年 9 月 1 日とすることについて、本日開催の取締役会にて決議し、本日付で本件覚書を締結した。

また、本件譲渡の実施に伴い、当社の連結子会社である株式会社セブン&アイ・フィナンシャルセンター(以下、 「7FC」という。)はそごう・西武に対する債権の一部を本件譲渡契約の規定に基づき放棄し、セブン&アイHDから 7FC 及びそごう・ 西武に対して本件譲渡に係る損失補填を行うこと(以下、「本件債権放棄等」という。)を決定している。
なお、本件譲渡の実施を通じて回収する資本に関しては、キャピタル・リアロケーションプランを踏まえ、セブン&アイHDグルー プ経営資源の更なる成長分野への再投資等に活用する方針である。




 本件譲渡実施の目的・概要


セブン&アイHDは、2006 年 6 月に株式会社ミレニアムリテイリング(現そごう・西武)の完全子会社化を完了し、同社が展開する百貨店事業の発展及び当該事業とセブン&アイHDグループ各社の事業とのグループシナジーの発揮を通じた企業価値の向 上に向け様々な取り組みを進めてきた。
しかしながら、我が国の小売業、とりわけ百貨店業界における事業環 境は年々厳しさを増し、そごう・西武においては、そのブランド力や顧客に対する優れた提案力及び接客力、優良な店 舗立地を背景とした大きな集客力を持ちながらも、2023 年 2 月期において 4 期連続の最終赤字となり、そごう・西武単 独での経営改善だけではなく、新たなスポンサーによる支援を含む事業立て直しのための抜本的な改革が避けられない状況となっている。

 他方、セブン&アイHDグループは新たな取締役会・ガバナンス体制の下、事業毎の効率性・成長性を踏まえながらグループ 企業価値向上に資する戦略的取り組みに関する議論を進め、当該議論を踏まえたグループ戦略再評価の結果を 2023 年 3 月 9 日に公表し、2030 年に目指すグループ像を「セブン-イレブン事業を核としたグローバル成長戦略と、 テクノロジーの積極活用を通じて流通革命を主導する、「食」を中心とした世界トップクラスのリテールグループ」とした。本件譲渡の実施はまさにこの経営方針に沿った取り組みの一環と位置付けられる。

セブン&アイHDは、セブン&アイHDグループの経営資源を用いた事業構造改革では、そごう・西武のお客様への提供価値及び事業価値の最大化を図ることは困難と判断し、そごう・西武の「事業の継続」及び「雇用の継続」への最大限の考慮を条件として、セブン&アイHDに代わるベストオーナーを選定するプロセスを行い、複数の候補の中から慎重に検討を重ね、そごう・西武の百貨店事業の 収益性の改善、そごう・西武自らが保有している不動産の価値最大化を通じたそごう・西武の成長性及び効率性の向上とともに、セブン&アイHDが重視する従業員の雇用の維持の観点にもかなうと判断したフォートレスをベストオーナーとして選 定し、2022 年 11 月 11 日に本件譲渡契約を締結した。
そごう・西武はセブン&アイHDからの財務支援を含め約 3,000 億 円の有利子負債を抱える借入過多の状況ではありますが、そごう・西武が有する非常に優れたブランド力、集客力等とともに、セブン&アイHDグループによるそごう・西武への債権放棄、本件譲渡を通じた収益構造の最適化や不動 産の有効活用により、そごう・西武の財務基盤を再成長に向けて整えるとともに、百貨店事業の潜在的価値を最大限に引き出し、事業基盤をさらに飛躍させることで、その「事業の継続」及び「雇用の継続」に大きく資するものと確信している。

なお、セブン&アイHDは、2022 年 11 月 11 日に本件譲渡を公表して以降、本件譲渡を実施し、そごう・西武の再成長を実現するために、そごう・西武のステークホルダーの皆様から本件譲渡に対するご理解を得るべく、ステークホルダーの皆様のご意見を踏まえながら、本件譲渡後の西武池袋本店のリニューアルプランを含め、これまで約 9 カ月にわたり説 明・協議を重ねるなど様々な形で最大限の努力を行ってきた。その中でステークホルダーの皆様からもそごう・ 西武の西武池袋本店の今後の在り方について一定の理解が得られ、本件譲渡後の新たな体制の下で継続的に協議を重ねていく目途がついたものと考えている。 また、本件譲渡を公表して以降、既に 9 カ月が経過し、そごう・西武のお客様・お取引先様・従業員等にとって不安 を感じる期間が長引き、本件譲渡後においてフォートレスの下で期待されていたそごう・西武の成長投資も実行出来ない状況が続いており、セブン&アイHDとは、現状のまま事業の立て直しができない状況が更に続くことはそごう・西武の企業価値や従業員の雇用の観点からも看過できないものと考えている。

これらの状況も踏まえ、今回、セブン&アイHDは、上記の通りそごう・西武のステークホルダーの皆様からご理解を得るべく、その声に耳を傾けつつ、そごう・ 西武の「事業の継続」及び「雇用の継続」に最大限配慮したリニューアルプランについてフォートレスに要請した結果、 そごう・西武の企業価値について 300 億円の減額を行い、フォートレスとの間で合意していた本件譲渡の実施の前提 条件の一部を変更すること等、本件譲渡契約の規定の一部を変更する本件覚書の締結を行い、2023 年 9 月 1 日に 本件譲渡の実施を遂行することを決定した。

本件譲渡の実施は、当社及び株主の皆様をはじめとするセブン&アイHDの ステークホルダーの皆様の最善の利益に合致するものと確信している。
そごう・西武は、今後とも、そごう・西武労働組合との間で団体交渉及び協議を継続するとともに、セブン&アイHDとしても、そごう・西 武とそごう・西武労働組合との間の協議について適切な範囲で支援・協力していく。また、セブン&アイHDは、本件譲渡の 実施を通じて、グループの成長ドライバーであるコンビニエンスストア事業への経営資源の集中的な配分 及び株主還元の充実化を図るとともに、「食」の強みを軸とし国内外コンビニエンスストア事業の成長戦略に フォーカスすることにより、「食」を中心とした世界トップクラスのリテールグループへの成長戦略を一層推 し進めていくことを目的としている。


そごう・西武の概要(2023 年 2 月 28 日現在)
(1) 名称 株式会社そごう・西武 (2) 所在地 東京都豊島区南池袋一丁目 18 番地 21 号 (3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 田口 広人 (4) 事業内容 百貨店業及びショッピングセンター、大規模商業施設の経営等 (5) 資本金 205 億円 (6) 設立年月日 1969 年 5 月 21 日 (7) 純資産 267 億円 (8) 総資産 4,028 億円 (9) 有利子負債 2,938 億円 (10) 大株主及び持ち株比率 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 100.0% (注)代表者の役職・氏名は 2023 年 8 月 1 日現在。

③本件債権放棄等の内容
(1) 債権の種類 貸付金 (2) 債権放棄の金額(7FC) 約 916 億円 (3) 損失補填の金額 約 1,046 億円 (4) 株式譲渡関連損失の金額 約 411 億円 (5) 実施日 2023 年 8 月 31 日 (注)債権放棄の金額と損失補填の金額との差分は、その他フォートレスとの合意に基づく関連費用を含む。

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