クレッシェンド投資法人 <8966> （ＣＩＣ）とジャパン・シングルレジデンス投資法人 <8970> （ＪＳＲ）は、２１日、１０月１日を効力発生日として、ＣＩＣを吸収合併存続法人、ＪＳＲを吸収合併消滅法人とする合併契約を締結した。合併による財務面の安定化を図るとともに、資産規模の拡大、ポートフォリオの再構築による質の向上、投資口の流動性の向上等を実現することで、投資主価値の向上を目指す。

　　Ｊ－ＲＥＩＴ業界は、政府の経済危機対策に基づく「不動産市場安定化ファンド」の創設等により投資家や金融機関の不安が軽減され、昨年秋以降は合併による再編、公募増資や新規物件購入が発表されるなど、回復の兆しが見られている。