ＧＭＯインターネット <9449> 傘下のＧＭＯクリックホールディングスは、ＦＸプライム <8711> に対するＴＯＢが成立し、９月２０日付で連結子会社化する。ＦＸプライムは引続き上場を維持する。

　　買付価格は１株４１０円、約７８％の株主の応募があり、取得価額は２，５８７百万円となる。筆頭株主で親会社の伊藤忠商事 <8001> は、全保有株式をＴＯＢに応募した。

　　ＦＸ業界は、１０年８月以降の保証金規制の導入や欧州債務問題等による金融市場の冷え込み等により投資環境が悪化し、取引高が伸び悩んでおり、また、スプレッド縮小競争の激化により、収益性が大きく低下している。ＧＭＯクリックは、ＦＸプライムの上場企業としてのブランドや信用力、システムの安定性を活用するとともに、顧客基盤の充実と収益性の向上を図る。