国内系投資ファンド大手のアドバンテッジパートナーズは、ＳＰＣ（ＬＬホールディングス）を通じて、ＳＢＩライフリビング <8998> をＴＯＢで非公開化する。６７％超を保有する親会社のＳＢＩホールディングス <8473> は、全株式をＴＯＢに応募する。ＳＢＩライフの役員会は、ＴＯＢへの賛同意見を表明している。

　　買付価格は普通株式１株１，０７０円、買付代金は１２，８０１百万円、買付期間は１２月１２日から来年２月２日。ＳＰＣは、新生銀行 <8303> から８１億円の買収ローンを受けるとともに、ＳＢＩホールディングスがＳＰＣに９９５百万円を再出資する。

　　ＳＢＩライフ社は、不動産事業とインターネットメディア事業を展開している。相場の動向や親会社ＳＢＩグループに依拠しない安定的な収益構造を構築するために、非公開化により組織再編の柔軟化と意思決定のスピード化を図る。