高品質冷凍食品テクノロジー・開発等のデイブレイク、モバイル・インターネットキャピタル等から資金調達を実施

2023-07-20
特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下昌之)は、モバイル・インターネットキャピタルをリード投資家として、環境エネルギー投資、パナソニックくらしビジョナリーファンド、SMBCベンチャーキャピタル等を引受先とした第三者割当増資に加え、三井住友銀行、りそな銀行等の金融機関6行からの融資も合わせて、総額20億円の資金調達を実施した。なお、融資による資金調達は、タームローンやコミットメントライン(融資枠)などを含む中、いずれも無担保・無保証で資金調達額を実現している。

今回の調達を通じて、特殊冷凍機のノンフロン化やIoT機能、プロフェッショナル人材の採用、国内拠点の立ち上げ、事業拡大や海外進出などを加速していく。






資金調達の背景と、特殊冷凍市場の概況

デイブレイクは「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションとし、特殊冷凍テクノロジーとビックデータの両面から食の新しい可能性を提案するフードテック企業である。

特殊冷凍テクノロジーは、従来の「急速冷凍」に特殊な原理を加えることによりさらに高品質な冷凍を実現する技術だ。これまで冷凍が難しかった食材の冷凍を可能にすることで、食品ロスの防止や、生のままでは流通が難しかった商品の販路拡大などを実現してきた。

 

特殊冷凍テクノロジーが解決できることは、高品質な食品の製造だけではない。 フードロスの削減とそれに伴う二酸化炭素量の削減 製造や調理工程への導入により人手不足を解消 販路拡大や、生産の効率化により低利益率を改善 チルド品を冷凍品に置き換えることでの「物流2024年問題」への寄与

など、SDGsや、食品業界を取り巻く課題の解決にも貢献する技術である。


世界的にも、日本の冷凍食品の品質は評価されており、高品質な商品を生みだすことができる日本の冷凍テクノロジーへの注目も年々高まっている。

世界の飲食業界でも日本と同様の課題を抱えており、これまで国内で実現してきた「人手不足解消」「フードロス削減」「二酸化炭素削減などの環境問題への寄与」への知見は海外でもローカライズして展開することができる。

さらに、特殊冷凍テクノロジーをインフラとした高品質冷凍商品プラットフォームのグローバル化を目指すことで、世界中に高品質な冷凍商品が流通できるようになり、和食を世界中のどこでも美味しい状態で楽しむことも可能となる。


デイブレイクはこれまでの10年間にわたり、食品の冷凍に関するさまざまな研究データを蓄積し、その品質を最大限に担保できる特殊冷凍機の企画・製造を行ってきた。これらの特殊冷凍テクノロジーをもって、世界中の食のサーキュラーエコノミー実現に向け、海外展開を一層加速させていく予定である。




 調達資金の使途


資金調達の用途、以下5点

①自然冷媒を用いたサステナブルな冷凍機の開発

グローバル展開を見据え、世界で求められる特殊冷凍機のノンフロン化や、新たな冷媒の研究開発などを通し、環境に配慮した製品開発に力を入れていく。

②IoT機能の大幅バージョンアップとAIフリーズモードの本格開発

リモートコントロールや遠隔監視などのIoT機能の大幅バージョンアップと、デイブレイクの長年の研究成果や集積したデータを活用したAIフリーズモードの本格開発を予定している。

③国内・海外での認知拡大に向けた広告・販促費

特殊冷凍は国内だけでなく、海外からも注目されているテクノロジーである。国内でのトップシェア獲得だけでなく、海外進出にむけた広告販促費用などに資金を投じる予定だ。

④事業加速のための国内拠点の開設

これまで東京本社にしかなかったショールーム拠点を国内に複数開設することで、遠方のお客様も来場しやすくなり、長距離輸送が困難だった鮮度の高い食材のデモも可能となる。

 

⑤事業責任者、セールス、マーケ、エンジニア、調理師などのプロフェッショナル人材の採用強化

我々のミッションおよび高い成長率を達成するために、各分野のプロフェッショナルが必要不可欠になる。
グローバルに活躍できる経験豊富なプロフェッショナル人材の採用を強化していく。

 

デイブレイクの特殊冷凍とは

急速冷凍に凍結媒体ごとの特殊な技術を踏襲することで、さらに高品質な冷凍を実現する技術です。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わる温度帯(氷結晶生成温度帯:0℃~-5℃)の通過時に、  氷結晶が大きく歪になることで細胞が損傷。一方急速冷凍は、急速かつ均一に冷却することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を極少化でき、うまみ成分の流出を防ぐ。さらに特殊冷凍では、冷風の湿度や冷風の当て方などの特殊技術が加わり、形状維持や調理済みのあたたかい食品の急速冷凍を実現。これまで困難とされていた食材の急速冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食材を生み出す。

 

 特殊冷凍機「アートロックフリーザー」について

特殊冷凍機「アートロックフリーザー」は、デイブレイクが9年にわたり研究した食材データと顧客の声を全面踏襲し、独自に開発した特殊冷凍機である。2021年10月に発売を開始し、およそ1年半で400社以上に導入している。2022年8月には日本食糧新聞社が主催する令和4年度「第26回業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」(後援=農林水産省)を受賞するなど、多くの食品事業者に支持されている。


デイブレイク株式会社について

「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションとして掲げ、特殊冷凍機に特化した国内唯一の専門会社として2013年創業。食品事業者(飲食店や食品メーカー、生産者など)への特殊冷凍機の販売および導入支援、特殊冷凍食材「アートロックフード」の流通事業など、特殊冷凍テクノロジーを活用した「Freezing as a Service®(Faas®)」を展開。2021年10月には、自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を発売し、1年半で400社以上に導入されています。デイブレイクは、これらも特殊冷凍のパイオニアとして、食品流通のあらゆる課題を解決する事業を展開・推進している。

 

※「特殊冷凍™」「アートロック®」「アートロックフード™」「Freezing as a Service®」「FaaS®」は、デイブレイク株式会社が商標登録または商標登録出願中である。

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