M&Aの中間報酬とは?
~M&A検討時の諸費用その4~
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M&Aを確実に成功させるためには専門家のサポートが必須といえますが、サポートを依頼することによって様々な手数料が必要となります。
その手数料のうちの1つである中間報酬。
この記事では中間報酬についてや相場等解説していますので仲介会社選びの参考にしてください。
中間報酬とは?

中間報酬とは、M&Aアドバイザリー会社やM&A仲介会社に支払う費用で、M&Aのお相手が決まり、双方で納得した(基本合意締結、譲受企業からの意向表明書に対する譲渡オーナーの応諾、またはM&A対象企業に対する買収監査開始といったマイルストーンに到達した)際に、譲渡(売却)、譲受(買収)いずれの検討時も必要になる費用で、双方納得するまで交渉を進めたM&A会社に対するインセンティブ報酬の意味合いが強い費用です。
M&Aにおける中間報酬の相場
中間報酬は、成功報酬の一部という考え方で算出されるケースが多く、「レーマン方式」と呼ばれる成功報酬算出基準で計算されます。当社(M&Aキャピタルパートナーズ)の場合、成功報酬の10%としています。
例えば、M&A仲介において株式譲渡対価5億円で双方が合意した場合の成功報酬は、譲受する側(買い手)企業と譲渡する側(売り手)でそれぞれ2,500万円(税別)となり、中間報酬は成功報酬の10%の250万円(税別)で、成功報酬と同様にそれぞれ必要となります。
◎M&Aキャピタルパートナーズの成功報酬・中間報酬計算例
(例)取引金額が20億円、株式譲渡対価(株式価値)が5億円の場合。弊社の中間報酬は10%
5億円×5%=2,500万円
成功報酬合計 2,500万円
中間報酬 250万円
※弊社の場合、株式譲渡対価をベースに成功報酬を算出しております。
◎一般的な成功報酬・中間報酬計算例
(例)取引金額が20億円、株式譲渡対価(株式価値)が5億円、中間報酬が10%の場合の場合
5億円×5%=2,500万円
+(10億円-5億円)×4%=2,000万円
+(20億円-10億円)×3%=3,000万円
成功報酬合計 7,500万円
中間報酬 750万円
※他社の場合、取引金額をベースに成功報酬を算出する形が一般的となっています。取引金額の中には株式譲渡対価に加え、負債も含まれておりますのでM&Aの仲介会社を選ぶ際は報酬体系は必ずチェックしておきましょう。
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