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インカムアプローチについて
インカムアプローチとは、企業買収における主たる企業評価方法のひとつで、将来見込まれる収益の価値に着目した評価手法をいう。
将来獲得される利益、キャッシュ・フローまたは配当を現在の価値に還元し、企業価値を算定する。
代表的なものでは、DCF法、収益還元法及び配当還元法があり、将来のキャッシュフローに対してリスクを反映させた割引率を適用し算定する方法である。
ショート動画で解説!「インカムアプローチとは?」

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インカムアプローチとは?
企業買収における主たる企業評価方法のひとつで、将来見込まれる収益の価値に着目した評価手法のこと。業種や地域に関係なく比較ができ、市場変動に強い評価が可能な反面、過去の実績に基づき将来の見込みを想定した評価であり、客観性のある評価が難しく、正確に将来の予測を行うことが困難である場合がある。
本動画ではその点を分かりやすく解説しています。
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目次
インカムアプローチとは?
インカムアプローチとは、企業買収における主たる企業評価方法のひとつで、将来見込まれる収益の価値に着目した評価手法をいう。

将来獲得される利益、キャッシュ・フローまたは配当を現在の価値に還元し、企業価値を算定する。
代表的なものでは、DCF法、収益還元法及び配当還元法があり、将来のキャッシュフローに対してリスクを反映させた割引率を適用し算定する方法である。
計算方法
計算方法については、DCF法、収益還元法及び配当還元法の箇所をそれぞれご参照ください。
メリット
インカムアプローチの主なメリットは、以下の3つが挙げられる。
将来の収益見込みに基づく評価が可能
企業や資産の将来性をより正確に評価することができる。これにより、より現実的な評価結果を導き、取得企業がより良い意思決定を行う可能性が高まる。
業種や地域に関係なく比較が可能
業種や地域による違いを考慮する必要がないため、異なる業種や地域に存在する企業や資産を比較することが容易になる。
市場変動に強い評価が可能
市場が変動しても、企業や資産の将来性が変化しなければ、評価結果に大きな変化は生じないため、取得企業が、長期的な視野で意思決定を行うことができる。<
デメリット
インカムアプローチの主なデリットは、以下の3つが挙げられる。
将来の予測が困難
インカムアプローチでは、将来のキャッシュフローを予測する必要があるが、市場の変化や経済の不確実性など、多くの要因が影響を与えるため、正確な将来の予測を行うことが困難である場合がある。
客観性のある評価が難しい
取引価格の計算において、その基礎となる将来の収益や割引率等の決定には、多くの主観的要素が含まれることが多く客観性のある評価が難しくなることがある。
過去の実績に基づく評価
インカムアプローチは、過去の実績に基づいて将来のキャッシュフローを予測するため、将来の市場の変化や企業の成長を十分に反映できない場合がある。また、過去の実績が将来の実績を保証するわけではなく、過去の実績に固執することが企業評価において不適切な場合もある。
まとめ
インカムアプローチは、企業買収における主たる評価方法の一つで、将来見込まれる収益の価値に着目した評価手法です。本記事では、その特徴や利点、注意点について解説してきました。具体的には、DCF法や収益還元法などを用いて、将来のキャッシュフローを現在の価値に還元し、企業価値を算定します。これにより、企業の将来性をより正確に評価することが可能です。
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よくある質問
- インカムアプローチとは何ですか?
- インカムアプローチとは、企業買収における主たる企業評価方法のひとつで、将来見込まれる収益の価値に着目した評価手法です。
- インカムアプローチのメリットは何ですか?
- インカムアプローチの主なメリットは、「将来の収益見込みに基づく評価が可能である点」「業種や地域に関係なく比較が可能である点」「市場変動に強い評価が可能である点」の3点です。
- インカムアプローチのデメリットは何ですか?
- インカムアプローチの主なデリットは、「将来の予測が困難である点」「客観性のある評価が難しいである点」「過去の実績に基づく評価である点」の3点です。