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経営者である親と子は「事業承継」について
十分コミュニケーションがとれている結果に。
※2022年8月9日時点の調査結果

今回は、今年のお盆に帰省をする親が会社を経営している「経営者の子ども」107人を対象に、お盆の時期に合わせた事業承継に関する調査を実施しました。
新型コロナウイルス第7波の影響で感染が拡大している中ではありますが、今年は3年ぶりに行動制限がないお盆。お盆と言えば家族が集まるイベントでもあります。今回は、今年のお盆に帰省をする、親が会社を経営している「経営者の子ども」107人を対象に、お盆の時期に合わせた事業承継に関する調査を実施、経営者である親と子はしっかりコミュニケーションがとれていることがわかりました。
まず、今年のお盆の帰省について「今回の帰省はいつぶりになりますか」という質問に対しては、半年以内が66.4%と頻繁に帰省していることが判明。
「事業承継」に関する質問については、親の会社を事業承継する予定ありと回答した経営者の子は41.1%。また、親が経営する会社を事業承継することに対しては95.4%が前向きに考えており、うち事業承継に関して親と具体的に話をしている子は90.3%といずれも高い割合となりました。
また、7割以上もの経営者の子が、経営者である親と仕事やキャリアの話をした経験を持っており、経営者である親からは「やりたいことはやりたいと思った時にやるべき」や「自分のペースで実直にやるように」などのアドバイスを受け、親との会話により、悩みを突破できたと感じる人が多く、密なコミュニケーションがとれていることもわかりました。
■調査概要
- 《経営者意識調査》
- 調査名称:お盆の時期に合わせた経営者の子どもの事業承継についての実態調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2022年7月27日~2022年7月29日
- 有効回答:今年のお盆に帰省をする、親が会社を経営している「経営者の子ども」107人
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
■利用条件
- 1.情報の出典元として「M&Aキャピタルパートナーズ株式会社」の名前を明記してください。
- 2.ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.ma-cp.com/
目次
Q1今回のお盆の帰省は、いつぶりの帰省になりますか?
「経営者の子ども」の66.4%が、頻繁に帰省していると回答
「Q1.今回の帰省は、いつぶりの帰省になりますか。最も当てはまるものを教えてください。」(n=107)と質問したところ、「半年未満」が66.4%、「1年」が15.9%という回答となりました。

Q2親の会社を「事業承継」する予定はありますか?
経営者の子の41.1%が、親の会社を事業承継する予定あり
「Q2.親の会社を事業承継する予定がありますか。」(n=107)と質問したところ、「予定がある」が41.1%、「予定がない」が58.9%という回答となりました。

Q3経営者である親と、仕事やキャリアに関する話をしたことがありますか?
経営者の子の74.8%が、親と仕事やキャリアの話をした経験あり
「Q3.経営者である親と、仕事やキャリアに関する話をしたことがありますか。」(n=107)と質問したところ、「何度もある」が46.8%、「ややある」が28.0%という回答となりました。

Q4親との会話の際、自身のキャリアにとってアドバイスになるような話をされたことがあれば、どのようなアドバイスであったか、具体的なエピソードを交えて教えてください。(自由回答)
経営者ならではのアドバイスが多数
Q3で「何度もある」「ややある」と回答した方に、「Q4.親との会話の際、自身のキャリアにとってアドバイスになるような話をされたことがあれば、どのようなアドバイスであったか、具体的なエピソードを交えて教えてください。(自由回答)」(n=80)と質問したところ、「やりたいことはやりたいと思った時にやるべき」や「自分のペースで実直にやるように」など53の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
- 53歳:やりたいことはやりたいと思った時にやるべきという教え。
- 41歳:自分のペースで実直にやるようにアドバイスされました。
- 38歳:金融面での資金繰りや経営のノウハウなど。
- 34歳:福利厚生の話、親が事業を起こすまでの話。
- 49歳:今後の事業の方向性について。
- 46歳:納税についてアドバイスをもらった。
- 37歳:信頼されることの大切さや、これまで両親が築き上げてきた経緯など。
Q5親との会話によって、悩んだり落ち込んだ状況を突破できた経験はありますか?
約8割が、親との会話により、悩みを突破できた経験あり
Q3で「何度もある」「ややある」と回答した方に、Q5.親との会話によって、悩んだり落ち込んだ状況を突破できた経験はありますか。」(n=80)と質問したところ、「何度もある」が41.3%、「ややある」が36.2%という回答となりました。

Q6親が経営する会社を事業承継することに対してどのように考えていますか?
親が経営する会社を「事業承継」することに対して95.4%が前向き
「Q6.親が経営する会社を事業承継することに対してどのように考えていますか。」(n=44)と質問したところ、「かなり前向きに考えている」が56.8%、「やや前向きに考えている」が38.6%という回答となりました。

Q7事業承継に関して、親と具体的に話をしていますか?
事業承継に関して、親と具体的に話をしている子は90.3%
Q6で「かなり前向きに考えている」「やや前向きに考えている」と回答した方に、「Q7.事業承継に関して、親と具体的に話をしていますか。」(n=42)と質問したところ、「かなり話をしている」が71.4%、「やや話をしている」が19.0%という回答となりました。

まとめ
今回の調査から経営者である親と子は、十分コミュニケーションがとれていることがわかりました。すでにお話されている方もいらっしゃるとは思いますが、今回のお盆でもし家族で集まる機会がありましたら、ぜひ「事業承継」を話題の一つにしてみてはいかがでしょうか。
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