美容業界 市場規模や買収・売却事例について解説

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美容業界は、人々の外見や健康的な美しさを追求するさまざまな分野を包括する広範な産業です。本記事では、化粧品やサロンビジネスなど、美容業界の主要セクターについて詳しく解説します。市場規模や最新トレンドにも触れながら、業界の全体像を見ていきます。

美容業界の特徴

美容業界は、エステやネイルサロンの運営から化粧品の開発・販売まで、幅広い分野を網羅しています。これらの事業の共通の目標は、「美しくなりたい」という顧客のニーズをかなえることです。

ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、2024年のサロン市場の規模は2兆6,496億円、コスメ市場は3兆6,886億円となっています。

サロン市場はヘアサロンが全体の半数以上を占め、その存在感は圧倒的です。一方、コスメ市場では基礎化粧品が主流となっており、全体の約53%を占めています。この数字から、消費者が日々のスキンケアに高い関心を持っていることがうかがえます。

美容関連業種一覧

美容業界は多岐にわたる業種で構成されています。主な分野は、化粧品、美容室・理容室、エステサロン、ネイルサロンなどです。ここからは、以下の各業種の詳細を見ていきます。

  • 化粧品
  • 美容室・理容室
  • エステサロン
  • ネイルサロン

化粧品の特徴

化粧品業は、製品の開発から製造、販売まで幅広い業態を包括しているのが特徴です。業態は販売対象によって大きく二つに分けられます。一つは、一般消費者向けの「リテール業態」で、百貨店やドラッグストア、オンラインショップなど、幅広い販路を持っています。

もう一つは、「プロフェッショナル業態」です。こちらは、サロン専売品など業務用に特化した商品を扱い、法人向けの販売を行っています。

コロナ禍で外出自粛やマスク着用が一般化したことで、2020年、2021年は市場規模は大幅に減少しました。しかし、2022年以降、わずかながら回復の兆しが見られます。

化粧品業の現在の課題の一つに、韓国をはじめとするアジアブランドの台頭があります。アジア圏を含むグローバル市場でのシェア確立が、重要なテーマとなっています。

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美容室・理容室の特徴

理容所(室)・美容所(室)は、理容・美容サービスを提供するために設けられた施設を指します。近年、理美容業では二極化が進んでおり、高付加価値型サロンと特定のサービスに特化した低価格サロンが共存しています。

株式会社矢野経済研究所の調査によれば、2023年度の理美容業界の市場規模は事業者売上高ベースで2兆920億円となっており、前年度より1.0%増でした。

理美容業は現在、理容師を目指す若手技術者の減少という大きな課題を抱えています。また、使用する化粧品類の価格上昇に伴い施術料金の値上げは避けられない状況にあり、低価格サロンは、価格面での差別化が難しくなっています。

こうした課題に対応しつつ、独自の価値を提供できるかどうかが、理美容業の発展のカギといえるでしょう。

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エステサロンの特徴

エステサロンは、美容や健康を追求するエステティックサービスの提供を主とする施設です。前述の化粧品業や理美容業に比べ、エステサロン業は参入障壁が低いという特徴を持ちます。資格が無くてもエステサロンを開業できることから、個人経営や中小企業が多く存在しています。

株式会社矢野経済研究所の調査では、2023年度のエステサロン業界の市場規模は3,139億円となる見込みです。市場規模は4年連続でマイナス推移を続けており、全体としては厳しい状況にあるといえるでしょう。

そんななか、成長を続けているのがメンズエステ市場です。背景には、コロナ禍でのオンライン会議の増加による男性の美容意識の向上や、ジェンダーレスな価値観を持つ若年層のエステへの関心の高まりがあるとされています。こうした新たな需要の開拓が、今後のエステサロン業の活性化につながると期待されています。

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ネイルサロンの特徴

ネイルサロンは、爪の装飾や手入れを専門的に行う施設です。1990年代から存在していたネイルアートは、2000年頃にジェル素材の硬化技術が普及したことで一般化し、ネイルサロンの急増につながりました。

エステサロンと同様にネイルサロンも開業障壁は比較的低く、施術に必要な場所と道具さえあればどこでも開業が可能です。また、開業資金も少額で済み、自宅やアパートの一室を利用して事業を始めるケースも多く見られます。自宅やアパートの1室を店舗にするスタイルは、仕事とプライベートの両立を図りやすいのも利点です。

個人での開業以外にも、フランチャイズ形式でのサロン展開も選択肢の一つです。こうした柔軟な事業形態が、ネイルサロン業の多様性と成長を支えているといえるでしょう。

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まとめ

美容業界は、化粧品、美容室・理容室、エステサロン、ネイルサロンなど、多岐にわたる業種で構成されています。どの業種も、消費者の「美しくなりたい」「健康になりたい」というニーズに応える形で発展を続けてきました。

近年では、男性向け市場の拡大やデジタル化の進展など、新たな潮流も見られます。美容業界は今後も、時代の潮流に合わせてさらなる発展を遂げることでしょう。

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監修者プロフィール
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社広報室 室長齊藤 宗徳
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 広報室 室長
株式会社レコフ リサーチ部 課長
齊藤 宗徳

2007年、立教大学経済学部経営学科卒業後、国内大手調査会社へ入社し、国内法人約1,500社の企業査定を行うとともに国内・海外データベースソリューション営業を経て、Web戦略室、広報部にて責任者として実績を重ねる。2019年大手M&A仲介会社へ入社し、広報責任者として広報業務に従事。
2021年M&Aキャピタルパートナーズ入社後は、広報責任者として、TV番組・CMなどのメディア戦略をはじめ広報業務全体を管掌、2024年より現職。

一般社団法人金融財政事情研究会認定M&Aシニアエキスパート
厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」M&Aアドバイザー担当
MACPグループ「地域共創プロジェクト」責任者


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